2024/05/18 (Sat)
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2010/01/01 (Fri)
私のところは昨日から雪が積もってました・・・初詣寒かったです(涙) 風情はあるんですけどね・・・。
私もトエルちゃんと同じく、本家の更新ラッシュにうっとりメロメロしております(笑)。クリスマス枢軸の可愛さったら半端ない!なんであの子たちあんなにサンタが似合うんだろう・・・。
お正月枢軸もめっちゃ可愛くてもう涎モノでした。ひまさん、楽園をありがとうございますうへへへへ!
昨日滑り込みセーフで更新した短編ですが、なんとなーく日本の刀を見てたら書きたくなりました。いつも大事そうにしてるから、きっと結構な業物なんだろうなあ、戦場では命預けて一緒に戦ってるんだろうなあ、とか。しかしうちのイギリスさんは人のみならず無機物にまで嫉妬するようです・・・。うーん大人げない。
たまにはトエルちゃんの絵のようなかっこいいイギリスも書きたいんですが、私が書くとどうも暗くなるか嫉妬深くなるか情けなくなるかにしかならないというミラクル。私はイギリスをどうしたいのかと時々自問自答しております(笑)
拍手ぱちぱち押してくださった方、栄養をありがとうございました!
ええと、下記事のトエルちゃんの海賊英日があんまりにも素敵だったので、突発的に浮かんだ文章を投下しちゃいます。唐突に始まって唐突に終わりますが、良ければ畳んである続きからどうぞv
それでは、今年もトエルちゃんと一緒に楽しくヘタリアっていくつもりですので、当サイトをどうぞよろしくお願いいたします!
――目前に突きつけられたのは、冷たく光る白刃。
「ふふ。それでは『最強の海賊』の名が泣きますよ。…ねえ、キャプテン・カークランド?」
油断、していたわけでは決してない。それなのに、この自分が一瞬でこの至近距離まで詰め寄られるなんて。
アーサーに刃を突きつけて余裕のある表情で薄く笑んでいるのは、まだ若い――否、幼くさえ見える小柄な男。身長と顔だけ見ればまだ子どもと言っても差し支えないほどだが、びりびりと伝わってくる気迫が見た目で判断してはいけないとアーサーの頭に警鐘を鳴らす。
(・・・上等だ、)
沸き起こるのは、久々に感じる、強い敵と戦えることへの高揚感。自分に匹敵する能力を持った敵など、ここ久しく存在しなかった。けれどこの相手ならば。
「アーサー!・・・っく、」
少し離れた所からフランシスの珍しくも焦ったような声が聞こえてきたが、彼はこの男の仲間らしい金髪の大男に止められていた。フランシスを足止めできるということは、仲間の男もかなりの使い手なのだろう。
「・・・あっちの男はともかく、黒髪なんて珍しいな。この辺の生まれじゃねえだろう?」
白刃を目の前にしても尚余裕を崩さないアーサーに、男は感心したように眉を上げた。次いで、ふふ、と面白そうに笑みを深める。
「それについては黙秘させていただきます。・・・ああ、そろそろ時間ですね」
時間?とアーサーが訝しげに目を細めた途端、男の船からもうひとり仲間が出てきた。
薄茶の髪を揺らして、この場にはまったくそぐわないふわふわとした笑顔で大きく手を振る様子に、アーサーは思わず呆気に取られる。
「菊ー、ルート―!時間だよー!!」
「・・・分かりました、すぐに行きます!」
笑顔と似た間延びした声でそう叫んだ仲間に応えを返して、男は今の今までアーサーに突きつけていた剣を引いた。見れば、フランシスとやり合っていた男も剣を収めて撤退の姿勢を見せている。
どういうつもりだ、と睨んだアーサーに、男は優雅に一礼して。
「申し訳ありませんが、今日はここまでのようです。決着はまた後日に。・・・お会いできて楽しかったですよ」
言うが早いか、アーサーが反応する前にひらりと身を翻す黒髪の男。その背中を咄嗟に呼び止めたのは、久しく会えなかった強敵への興味からか、それとも。
「・・・待て!俺はアーサー。アーサー・カークランドだ!お前は!?」
そう叫んだアーサーの言葉に、振り返って目を丸くした男は、どこか楽しげに微笑んだ。行くぞ、と隣で促す仲間に頷いて、もう一度アーサーに視線を向ける。
「・・・本田菊、と申します。またお会いしましょう――アーサーさん」
――それが、世界に名を轟かす大海賊、アーサー・カークランドと、この時はまだ無名であった本田菊との出会いだった。
***
とりあえず枢軸組は仲間。ドーヴァー組も仲間。そんな自分得設定でした!「最強の海賊」と聞いてワンピを連想しちゃう私は終わってる・・・(笑)